2010年08月12日 16:23
- 1 :やるっきゃ騎士φ ★:2010/08/11(水) 11:13:15 ID:???
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沖縄の観光産業が曲がり角に立っている。
2008年のリーマン・ショック直前には、総額4千億円超もの開発計画が集中する「リゾートバブル」に
島は沸いたが崩壊。ブームにのった観光客数も09年度は頭打ちとなり、すでに、ホテルの競争激化を
危ぶむ声もある。地元では脱リゾート開発への動きが出てきた。
沖縄本島の宜野湾市、米軍普天間飛行場から約1キロ離れた西海岸。ヨットの浮かぶマリーナ前には、
約1万7千平方メートルの広大な空き地が広がる。市所有の埋め立て地だ。
13階建て245客室の「シェラトンホテル」が今年中に開業するはずだった。
東京の新興不動産業者が倒産し、昨年末に建設を断念。市は11億円超で売却した用地を買い戻すことに
なった。隣接するホテルも同じ業者が建設途中で、倒産した時にはほぼ完成。
仕方なく、請け負った地元の建設会社が引き取った。
映画祭などが開かれる県施設のすぐ近く。観光地として後進の宜野湾市では、西海岸のリゾート地帯への
仲間入りをめざし10年近く計画を進めてきた。
だが、「インターコンチネンタル」など候補は浮かんでは消えた。
6月から「ホテル以外の選択肢も検討する」(担当課)と、ショッピングやスポーツ施設など、
ホテルにこだわらずに公募を実施した。
とはいえ、土地は一括購入が条件で、賃貸でないと商業施設の採算は厳しい。
地元商工会では「空き地のまま放置されたり、建設途中で止まったりするのがやっかい。
今の市況で開発できるリゾート業者がいるのか。マンションでもいいのでは」と不安を口にする。
沖縄振興開発金融公庫の調べでは、リーマン・ショック直前に県内で浮上したホテル計画は
約4200億円にものぼった。だが、実際に着工したのは4分の1程度にとどまる。
本島北部近海の瀬底島(本部町)でも、建設の途中で業者が倒産し、現在でも建物の鉄筋コンクリートが
むき出しになったままだ。
-続きます-